ローリエ(月桂樹)を購入。栽培と利用方法

ローリエの木を購入

先日訪れた園芸店でローリエの木を購入しました。木といっても高さは30cmほど、幹もまだヒョロヒョロの若木です。オーストリアの大型園芸店では、私が購入した30㎝程度のものから1メートル超えのものまで、たくさんの選択肢がありました。ひとめぼれして買ったので、事前情報は木についていたタグのみ。帰宅後に栽培方法を調べました。

ローリエの栽培方法

ローリエは明るく風通しの良い環境を好みます。日向が好きですが、半日陰でも問題なく育ちます。地中海が原産地なので、耐えられる寒さは約0℃まで。オーストリアでは屋内で越冬させる必要があります。水はけの良い土を好みますが、特に鉢植えの場合は水切れを起こさないように注意が必要です。剪定は3月に行い、春から秋にかけては定期的に肥料をやります。常緑樹なのでいつでも収穫できますが、5月から10月の間がベストです。厚く、しっかりした2年目以降の葉を収穫します。挿し木で増やす方法が一般的です。これはいつか挑戦してみたいです。基本的に、あまり手がかからなそうですね。

参考文献:Renate Hudak, Kräuter, GRÄFE UND UNZER VERLAG GmbH, 2005

ローリエを料理に使用 生で使う?乾燥させて使う?

オーストリアのスーパーで売られている乾燥ローリエ。右下は摘みたての葉です。

採れたての新鮮なローリエを使うか、それとも乾燥させたローリエを使うか…、ローリエの木が自宅にある場合だけの贅沢な悩みですね。多くのハーブ類は、採れたてが香りも味も最も強く、使うのにベストな状態だと言えるのですが、ローリエの場合は少し勝手が違います。

一般的にローリエは乾燥させて使いますが、新鮮な方が香りと味がより良いと書いてある文献も、逆に生のローリエを長く煮込むと、灰汁とえぐみが出て良くないと書いてある文献も目にしました。

香りを比べると、乾燥ローリエの方が強く香ります。そして乾燥ローリエがまろやかな香りに対し、新鮮なものは酸味と、少し青臭さを感じます。どちらを利用するのかは、個人の好みによるところが大きいのかもしれません。個人的には、乾燥ローリエの香りが好きです。煮込んだ際の味と香りの比較も、いずれ試してみたいです。

ローリエを乾燥させる

収穫した葉をサッと洗って水気を取り、乾燥した場所で2週間ほど乾かす方法が一般的なようですが、レンジを使用したり冷凍させたりと、他にも色々なやり方があるようです。いずれたくさん収穫できたら色々な方法を試し、香りや質感の違いなどを比べてみたいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

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