家庭菜園で何をどれだけ育てるべき?前年の反省を生かした菜園作り

いざ自宅で何か野菜を育ててみようと思った際、たくさんの種類の中から何を育てれば良いか、悩みませんか?

我が家の場合、1年目だった去年は、義父のアドバイスに従って植える野菜を選びました。ベテランの義父のアドバイスは的確で、おかげで初年からたくさんの野菜を収穫することができたのですが、一方で義父の意見にそのまま従ったゆえの問題点もありました。

野菜を消費しきれない

家庭菜園は、野菜を育てて終わりではありません。むしろ農家との最大の違いは、育てた野菜を家族のみで消費することではないでしょうか。去年1年間での最大の反省点は、育てた野菜を消費しきれず、かなりの量を無駄にしてしまったことです。特に顕著だったのは、保存のきかないレタスなどの葉野菜です。ハーブ類も、当初思ったより活用できませんでした。

せっかく育てた野菜をなぜ消費できなかったのか、書き出してみました。

  1. 野菜1種類あたりの栽培量が多すぎた
  2. 栽培した野菜と、普段よく食卓に上る野菜の種類が違った
  3. 保存食を作らなかった、保存法を調べなかった

以上の3点です。各項目の原因と対策について、個別にまとめました。

1.野菜1種類あたりの栽培量が多すぎた

オーストリアの大型園芸店では、レタスやブロッコリーなどの野菜の苗が、4株1パックで売られていることが多いです。昨年はこのタイプの苗を多用したので、1種類の野菜を一度に大量に収穫することになってしまいました。

多すぎる苗は思い切って処分するか、1~2週間ほどずらして畑に植えるなどで対策がとれそうです。個人営業の園芸店で個別で買うのも良いですし、一番無駄が少ないのは種から育てることでしょうか。

2.栽培した野菜と、普段よく食卓に上がる野菜の種類が違った

義父の助言に、よく考えずそのまま従って後悔したのがこの点です。義父は、もちろん義両親宅での野菜の使用量をもとにアドバイスをくれたのですが、当然我が家の食事と義両親の食事では、使う野菜の種類も量も違います。オーストリア料理と和食という文化の違いもあるので、より差が大きいと思います。

育てやすさや、他者からの勧めにこだわりすぎず、家族が好きな野菜や、いつもの食事でよく使う野菜を優先して栽培することで、消費量を増やせそうです。

3.保存食を作らなかった、保存法を調べなかった

収穫した野菜を、ピクルスや漬物など長期保存できる状態に加工したり、または冷凍したり乾燥させたりと、それぞれの野菜に適した保存方法を前もって調べておくことで、さらに無駄をなくすことができそうです。

ちなみに我が家のまわりでは、親戚も近所の方々もみんな家庭菜園を持っており、誰かに差し上げるという選択肢はありません…。

初心者だからこそ!計画ノートとリマインダー

Photo by Jessica Lewis on Pexels.com

今年は何をどれだけ栽培するか、畑の見取り図をノートに書き、春から夏にかけての育てたい野菜の場所をあらかじめ決めました。行き当たりばったりにならず、季節をまたいだ長い目で計画が立てられたかと思います。これ以外の野菜はすべて鉢で育てます。

夫が実際に書いたページの写真を載せますが、本人以外は誰にも読めないレベルの字ですみません…。

それに加え、植えた野菜のおおよその収穫時期や、間引きのタイミングをスマホのカレンダーに登録しました。普段の生活が忙しくなると、特に間引きなどはつい忘れてタイミングを逃してしまうことが多かったので、少しでも助けになれば良いと考えています。

右も左も分からなかった昨年に比べ、今年はきっちりと計画を立ててスタートすることができました。今年の終わりには、またいくつか反省点が見えてくると思います。こうして失敗と成功を繰り返しながら、毎年学んでいけたら良いと思っています。けれど、なにより楽しむことが一番ですね。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

家庭菜園で何をどれだけ育てるべき?前年の反省を生かした菜園作り」に4件のコメントがあります

  1. ビーネさん、こんばんは。
    ツイッターから来ました。うちも去年から家庭菜園を本格的に始めたのですが、ビーネさんの所とは逆に準備が全然整わず少ない種類しか栽培できませんでした。
    今年は冬から計画を練って、もっと沢山の種類を育てられたらと意気込んでいます。
    お互い好みの野菜を過不足なく育てられると良いですね。

    いいね: 1人

    1. ユークさん、コメントありがとうございます!
      やはりそれぞれの家庭で違う反省点がありますよね… 我が家の場合は、畑の準備は整っていても、消費するルーティンが整っていませんでした。
      お互い、ちょうど良い量の収穫を目指して頑張りましょう!

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  2. こんにちは。大好きなウイーン、ガーデニングのブログで興味を持ちました。アメリカ人の夫とウイーンで出会って長男もウイーン生まれ、今は北米に住んでいます。家族には私のウイーン好きは宗教、とまで言われています。畑仕事は約20年以上各地でやっていました。夫主導でトマト、茄子、ピーマン、きゅうり、さやえんどう等かなり頑張りましたが、鹿🦌被害が凄くて最後は被害に遭わないネギのみでした。トマトはトマトソースを作って保存するため冷凍庫も買いました。バジルもペストソースにして一年中楽しめますね。サラダも、大量だと困りますよね。夏が終わると生野菜食べなくて済むからホッとしたのを覚えています。今は夫婦二人のリタイアメントコミュニティに引っ越したので、野菜は卒業して花卉のみです。どうぞ、ウイーンのガーデニングライフ、楽しんでくださいね。ご主人のプラン図も、雰囲気があっていいなあと思いました。オクラ、美味しいですよね。お花も綺麗ですよね。またの投稿楽しみにしています。

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    1. 緑の指さん、はじめまして。コメントありがとうございます。以前ウィーンに住んでいらしたのですね!ウィーンの街は私も大好きです。
      20年以上の菜園歴、尊敬します!私たち夫婦はまだ2年目の新米ですが、これから毎年楽しめたら良いなと思っています。今年は特に保存食レシピを色々と試してみたいです。トマトソースもバジルのペストソースも、挑戦してみるつもりです。夫の字、解読されたのですね!オクラの花は去年初めて見ましたが、大きくてとても綺麗でした。オクラはこちらのスーパーでは見かけないので、頑張って自力で栽培します。家庭菜園もブログも初心者ですが、楽しみにして下さるとの言葉がすごく励みになります。ありがとうございます。

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