※この記事には虫の写真が掲載されています。苦手な方はご注意下さい。
春が来て植物の成長が活発になり始め、同じく虫たちの活動も活発になってきました。虫も自然の生態系の一部なのですが、大切に育てている植物を弱らせ、枯らしてしまう害虫は、やはり駆除する必要があります。
今回は、我が家のレモンの木に発生したカイガラムシについて記事にまとめました。
レモンの木と蟻
私がカイガラムシの存在に気付いたきっかけは蟻でした。レモンの木に10匹程度の蟻が群がっていたのです。こんなに小さな木の上で何をしているのだろうと疑問に思い、まずはレモンの木と蟻の因果関係を調べてみました。
このとき私は、蟻がレモンの木の樹液でも舐めているのかと思っていたのですが、大きな間違いでした。
蟻がたかっていた原因
蟻はレモンの木ではなく、レモンの木に寄生したカイガラムシの出す甘い排泄物を食べに集まっていたのです。
植物に蟻がたかっていたら、まずはカイガラムシやアブラムシなどの害虫の発生を疑うべきらしいです。この時、私はまだカイガラムシの存在に全く気がついていませんでしたが、蟻のおかげで、まだ彼らが大繁殖する前に発見することができました。
カイガラムシとは
カイガラムシは植物に寄生、吸汁する害虫です。放置しておくと大量発生して生育に悪影響を及ぼし、葉や枝を枯らしてしまいます。
悪影響はそれだけでなく、カイガラムシの排泄物は「すす病」の原因となります。すす病にかかった植物は、葉や枝が黒いすすのような物体に覆われ、光合成が阻害されてしまいます。
カイガラムシの種類は非常に多く、形や色も様々です。我が家のレモンに発生したカイガラムシは、どうやらヒラタカタカイガラムシという種のようです。平べったい緑色で、擬態度が高めです。
カイガラムシの駆除
私が選んだ駆除方法は、古い歯ブラシでカイガラムシを擦り落とす方法です。一番被害が大きかった枝は思い切って切り落としました。その他の枝と葉を隅々までチェックしてカイガラムシを擦り落としました。この際レモンの葉を傷つけないように、丁寧に作業します。
我が家のレモンの木はまだ小さく、葉の量もそこまで多くないので、一枚一枚チェックすることができました。
その後、毎日こまめに観察していますが、まだ卵が残っているのか1日に2、3匹見つかります。このまま駆除を続け、幼虫の間に対処して繁殖させないことを目標にしています。
植物を育てることと害虫対策は切り離せない関係です。その都度適切な対応をすることで、大切な植物を守っていきたいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
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